「木曽路はすべて山の中にある。」とは、とりもなおさず「島崎藤村」ということになる。
ここ「馬籠」は、中山道(なかせんどう)木曽十一宿の最南端にあり、江戸時代のおもかげが色濃く残る街並みである。
喧騒から離れ「ひととき」をすごす村人。何と優雅な和みだろうか。

「木曽路」と言えば信州長野県の印象があるが、「馬籠」は、平成の大合併により長野県山口村より 「越県編入合併」という珍しい事態となり、岐阜県中津川市になった。隣村の「妻籠(つまご)は、長野県である。

大道氏馬籠

撮影:2013年11月23日 大道善彦