裏に大きな「鬼」と大書された的に弓で射って、一年の邪気を祓う平安時代から続く古式豊かな年始の行事です。 狩衣、烏帽子姿の神職達は、本殿神事を終えた後、40m余りの射場の的に一人2本ずつ矢を射ちます。 その後、直垂(ひたたれ)姿の小笠原弓道近畿一門の人々によって、雨だれ式に矢を放つ「百手式」の奉納は圧巻です。 通称・上賀茂神社は、賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)といい、世界文化遺産に登録されています。

京都・上賀茂神社 武射神事(むしゃじんじ)

堀田 邦夫(京都市)